長年にわたり、医薬関係事業の発展向上に貢献し、医薬行政の推進に顕著な功績があったとして、10月22日に「令和2年度薬事功労者厚生労働大臣表彰」を受けた。「医業分業が進む近年において、今後はますます“地域のための薬局”としてあるべき。他職種とも連携しながら包括的なケアシステムにおける薬剤師の役割を考え、健康の維持・増進も積極的に支援できれば」と語る。
これまで、東日本大震災や熊本地震など、大規模災害が発生すると、医療ボランティアチームの一員として現地に駆けつけた。仮設診療所で調剤や代替薬の提案、患者に寄り添った差し入れなども実施。「医師の診断が聞けたり、土地柄などを知ることができる貴重な経験だった」と振り返る。
趣味はゴルフとロードバイク。休日はペダルをこいで約70キロを走る。
【プロフィル】1961年山口市駅通り生まれ。徳島文理大薬学部卒。くすりのあまくさ葵店、よしき薬局を展開するくすりのあまくさ代表取締役。2002年から山口市薬剤師会会長を8年務め、2020年6月まで山口県薬剤師会常務理事。2017年度薬事功労者県知事表彰を受けた。