秋になると、ロシアなどで子育てを終えたカモたちが越冬のために日本へ渡ってきます。ヒドリガモは公園の池や川などでよく見られるカモです。オスは頭の色が緋色(赤っぽい色)で、名前の由来にもなっています。メスは全体的に地味な茶色です。「ピューウピューウ」と高い声で鳴き、水面で逆立ちをしながら水草を食べる姿も見られます。
渡ってきたばかりのカモのオスは、メスのような地味な色をしており、徐々にきれいな羽へと生え変わります。ヒドリガモも渡ってきたばかりの頃は他のカモとの識別が難しいですが、オスもメスも嘴が鉛色で先が少し黒いのが特徴です。
カモ目 カモ科
[全長] 50cm
[時期] 秋に渡ってくる冬鳥
きらら浜自然観察公園 信木 愛