2月4日(金)の立春を前に、多くの神社で同3日(木)に節分祭が執り行われる。神道では、立春を起点に年が明けることになるので、新しい年を迎える前に厄を払う行事が節分だ。山口市内の神社でも、新型コロナウイルス感染防止の観点から、昨年に引き続き接触を避ける対応などを取りながら、祈願が行われる。
【山口大神宮】(山口市滝町4)
「厄除け・星まつり」祈とう(要事前申し込み)、古いお札やお守りの「お焚き上げ」、「福寿くじ」などが行われる。午後7時の祭典後に、年男による豆まき神事が執り行われ、参拝者には福豆が配られる。
【古熊神社】(山口市古熊1)
「開運厄除け星祭祈祷」が午前9時から午後8時まで随時行われる(予約不要)。特殊神事「すがぬけの輪」くぐりは、チガヤで作った輪にオニカズラを巻き付けた輪を参拝者が八の字にくぐることで、罪やけがれを払い清めることができると伝わる。午後7時から年男・年女によって鬼を追い払う「鬼やらい」神事の豆まきが行われる。参拝者が取り合う福豆まきやもちまきは中止されるが、代わりに「福もち」などが配られる(一人2個まで)。
【出雲大社山口分院】(山口市維新公園6)
祭神・大国主大神の加護を受ける「出雲屋敷年祭諸祈願」が斎行される(予約不要)。参拝者には福豆、小もちが配られ、福引抽選会(一回300円)も開催される。恒例の年男・年女による豆まき、甘がゆ接待はない。境内では、恵方巻も販売される。
【今八幡宮】(山口市八幡馬場)
午前9時から午後9時まで、「家族の厄除け・家内安全」を氏神様に祈願する「星祭り」が執り行われる。ぜんざいが炊かれ、「福豆」の配布、甘酒の接待もある。
【仁壁神社】(山口市三の宮2)
「厄除け・星まつり」は事前予約不要で午前9時から午後5時まで。祭典(年男の厄払い祈願)は午前11時に行われる。参拝者には持ち帰りできる「福豆」が配られ、古いお札などを持参すると「お焚き上げ」してもらえる。