2月6日に投開票された山口県知事選の投票率は34.91%で、過去最低だった前回2018年を1.58ポイント下回り、過去最低を更新した。
また、昨年10月31日に行われた第49回衆議院選挙は、全国での投票率が戦後3番目の低さとなる55.93%だったが、山口県は49.67%と47都道府県中最低。全国で唯一、50%を割り込んでしまった。
県知事選、衆院選ともに、投票率の低さが問題視されている。山口県選挙管理委員会はこのほど、第49回衆院選における年齢別投票率(抽出調査)を発表した。県内19市町において、平均投票率に近い投票区を抽出。その年齢別投票率を算出したものだ。
全803投票区の当日有権者数は114万658人で、投票者数は56万6590人。投票率は、前記の通り49.67%だった。一方、抽出した19投票区の当日有権者数は3万6311人で、投票者数は1万9023人。投票率は52.39%で、実際の割合を2.72ポイント上回っている。
最も投票率が高かったのは、73歳の74.49%(男性76.66%、女性72.71%)だった。2番目は75歳の72.13%(同75.89%、68.94%)、3番目は66歳の72.10%(同76.15%、68.25%)、4番目は69歳の72.01%(同74.47%、69.91%)、5番目は72歳の70.90%(同71.78%、70.07%)で、70%を超えたのは以上になる。
逆に投票率の最も低かったのは、唯一の10%台だった21歳の18.50%(同13.14%、23.23%)。以下、20歳の20.15%(同17.01%、23.15%)、19歳の21.07%(同17.39%、24.76%)、23歳の25.47%(同23.57%、27.56%)、25歳の25.51%(同24.21%、27.15%)と続く。
年代別に見ると、最も高かったのは、70~74歳の70.23%。2番目は75~79歳の68.87%で、3番目は65~69歳の68.64%だった。以下、60~64歳(65.09%)、55~59歳(59.50%)、80歳以上(53.48%)、50~54歳(50.86%)、45~49歳(49.22%)、40~44歳(40.73%)、35~39歳(39.77%)、30~34歳(33.68%)、18~19歳(29.91%)、25~29歳(29.11%)と、ほぼ年齢順に下がっていく。最も低かったのは、20~24歳の24.51%だった。