カッコウの仲間で、姿もよく似ています。繁殖のために南方から日本に渡ってきますが、自分では子育てをせず、主にウグイスの巣に卵を産みます。これを托卵(たくらん)といい、そのまま雛を育ててもらいます。カッコウの仲間は日本では4種見られ、どれも決まった種類の鳥の巣に托卵をします。
ホトトギスはウグイスのように姿はあまり見られませんが、さえずりは「特許許可局(とっきょきょかきょく)」とききなしで表され、遠くまで響きます。
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」という有名な句にも出てくるように、ホトトギスは古くから親しまれてきた鳥なのです。
カッコウ目 カッコウ科
[全長] 28cm
[時期] 夏に見られる夏鳥
新光産業きらら浜自然観察公園 信木 愛