旧菜香亭跡地に整備されていた「築山跡史跡公園」(山口市上竪小路)が10月10日(月・祝)に開園。同日開催される記念イベントの一つ、「蹴鞠体験」への参加者が募集されている。
中国から伝わったとされる蹴鞠は、平安時代に貴族の間で流行。続く鎌倉時代には、鎌倉幕府2代将軍の源頼家が蹴鞠を好んだとされ、室町時代にかけて武家のたしなみとされた。
会場となる「築山跡」は、室町時代に西日本一帯に強大な勢力を誇った大内氏ゆかりの居館だった場所。おそらくは当時、蹴鞠も興じられていたはずだ。そこで、同公園における蹴鞠の実演(披露)や、体験できる会が企画された。
当日は、京都御所や下鴨神社などに蹴鞠を奉納している蹴鞠保存会(京都市)のメンバー7人が来山。さらに、レノファ山口FCの選手2人も参加する。
保存会とレノファのメンバー各1人と一般参加者6人の計8人で鞠を蹴る「蹴鞠体験」は、「実演」が披露された後に4回実施される。時間は、①午後3時から②3時15分から③3時30分から④3時45分からで、各回10分程度。
参加できるのは小学4年生以上で、料金は100円(保険料)。希望者は、9月20日(火、必着)までに氏名、年齢、希望する回、電話番号、メールアドレスを明記の上、はがきまたはメールで、主催の山口市教育委員会文化財保護課(〒753-0073 山口市春日町5-1、bunkazai@city.yamaguchi.lg.jp)へ申し込む。定員24人を超える応募があった場合、参加者は抽選で選ばれる。
なお、雨天・強風の場合は中止される。問い合わせは同課(TEL083-920-4111)へ。