山口県は10月を「乳がん」「子宮がん」の定期的な検診受診の大切さを伝える「やまぐちピンクリボン月間」と定めている。
女性が罹患するがんの中で最も多い乳がんや子宮がんは、早期発見、治療で助かる可能性が高い病気だ。また、心疾患による死亡数は、がんに次いで第2位と高く、患者数は高齢化に伴い年々増加傾向にある。
乳がんや子宮がん、心不全の早期発見の大切さを学ぶ県民公開講座「ピンクリボン&家族で防ごう! 心不全インやまぐち」が、9月21日(土)午後1時から山口県健康づくりセンター(山口市吉敷下東3)で開催される。同実行委員会(TEL083-972-5660)主催。
第1部では、山口県立総合医療センター外科診療部長で乳腺外科診療部長でもある野島真治医師が「乳がんに不安を抱いている貴女~診断方法から治療法まで~」と題して講演。続いて、循環器専門医の小林茂樹医師(山口大学大学院医学系研究科准教授)が「心不全パンデミック~心不全を知る、治す、予防する~」と題して話す。さらに、山口県健康福祉部による「山口県における健康づくりの取組について」の講話がある。
第2部では、女優の古村比呂さんが登場。「がんと共に歩む」と題して、検診をきっかけに見つかった子宮頸がんとその治療の日々について、自身の経験を話す。最後に「声かけあい、今年はあなたも検診に行きましょう!」がテーマのシンポジウムがある。
また、会場では、マンモグラフィー検診車の展示や触診モデルを使っての乳がんの自己検診方法の体験なども実施される。
参加は無料だが、事前申し込みが必要(定員800人、先着順)。希望者は、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、参加人数を明記し、ハガキ、ファクス、メールのいずれかで同センター(〒754-0021 山口市小郡黄金町4-3谷口ビル3F、FAX083-972-5546、info2@hwy.or.jp)へ。