中~高強度の身体活動(MVPA)は血糖の改善に有用ですが、行う時間帯と血糖コントロールとの関連には不明な点が多く、定まった見解はありませんでした。しかし、今年6月に、グラナダ大学(スペイン)の三軸加速度計と連続血糖測定を用いて、身体活動と血糖変動を評価した観察研究が、Obesity誌に掲載されました。
MVPAが行われた時間全体の50%以上が6~12時を「午前」、同様に12~18時を「午後」、18~24時を「夜間」、活動記録がない場合は「非活動的」と定義し血糖との関連を解析しています。これによれば、夜間に行った日は非活動的な日よりも24時間全ての平均血糖値が低いのですが、午後に行った日は昼間が、午前に行った日は全ての時間で血糖が非活動的だった日と変わりません。
血糖コントロールだけを考えると夜間の運動が効率良さそうですが、時間が自由にならない場合、運動後に食べ過ぎなければ、いつでもいいと思います。
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