一般的に薬剤は体に入ると腎臓あるいは肝臓のどちらかで代謝を受けてその効力を失います。そのため、腎臓病があると薬を減量せざるを得ない、あるいは投薬できない場合があります。
診察中の医師は病態に応じて最適な治療薬を選択しますが、その際立ちはだかる壁の一つが腎臓病です。腎臓病の最たる原因である糖尿病では、その影響は小さくありません。血糖値を調整する薬には大きく分けて内服薬と注射薬があります。最近では多くの内服薬が開発されて治療選択肢は格段に広がりました。本来であれば約9種類の薬剤から選ぶことができますが、腎臓病が進むと選択肢は約半分になってしまいます。腎不全が進行した場合でもインスリン注射薬は有用ですが、低血糖リスクや注射嫌いといった課題もあります。
最近は以前より腎臓病の進展を抑制し得る薬が登場しています。早期発見・早期治療により、治療薬の選択肢を広げておくことが重要です。
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