日本では年間約2万人が入浴中に急死しており、その9割が浴槽内です。山口市の人口に換算すると年間20人になります。シャワー浴、サウナ浴ではまれです。
入浴事故の約1割は脳卒中ですが、9割は失神から始まっています。浴槽内急死の約6割は失神に引き続く溺死と考えられます。溺れなくても3~4分間脳血流が途絶えると脳死になります。約7割が70歳以上ですが、高校生や中学生もいます。
温熱による血管拡張からの血圧低下が失神の原因です。高齢者では首まで深い5分以上の入浴で失神した人がいました。若い人では運動で疲れていた日、深夜までのアルバイトで疲れていた日、忘年会で飲酒した日などの入浴中急死があり、これらは入浴中に寝てしまった可能性があります。元気な人でも入浴中に寝てしまうと長湯になって危険です。このような時にはシャワー浴のみで済ますことをお勧めします。
住所 | 山口市緑町2-21 |
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TEL | 083-921-7722 |
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