サンデー山口「2024年新年写真コンテスト」受賞作品
最優秀賞「いい事あるかも!」
突然現れた謎の光線…(反薄明光線)。これは太陽が雲に隠れている時、雲の切れ間から光が漏れ光線の柱が放射線状に地上に降り注ぐ、滅多に見れない現象で幸運をもたらすと言われている。来たる年が良い年でありますように。
撮影者:齋藤暁さん(山口市)
撮影日:2023年7月29日
撮影場所:雌島(山口市)
優秀賞「アビーロード」
毎年11月~3月、大陸から絶滅危惧種のクロツラヘラサギが越冬にやって来ます。4羽が鴨たちの間を行進するように堂々と歩く様に、ビートルズのアビーロードの写真を思い浮かべたのは私だけでしょうか?
撮影者:本村貞明さん(山口市)
撮影日:2023年1月5日
撮影場所:南若川河口(山口市)
優秀賞「輝きを求めて」
山口市の鴻ノ峰にアサギマダラが飛来しているとのことから、行ってみました。太陽の光に飛び込みキラリと輝くアサギマダラが撮れました。
撮影者:吉田崇宏さん(山口市)
撮影日:2023年10月22日
撮影場所:鴻ノ峰(山口市)
優秀賞「ロンギヌスの槍」
ロンギヌスの槍が常盤公園に刺さったとの事。学校帰りに見学。子供3人の笑顔とパワーをロンギヌスの槍に負けじと青空へ発進しました。
撮影者:林良子さん(宇部市)
撮影日:2023年10月30日
撮影場所:常盤公園(宇部市)
佳作「新年への夜汽車旅」
現在静態保存されているSLですが擬似蒸気の演出もあり、今にも闇の中へ走り出しそうな勇姿を見せてくれました。
撮影者:中尾海人さん(広島市)
撮影日:2023年1月1日
撮影場所:津和野駅前(島根県津和野町)
佳作「希望の大地」
山焼きの後の黒々とした秋吉台も、ひと月後には緑の大地に変わる。明日への希望を感じる風景である。
撮影者:三好政夫さん(宇部市)
撮影日:2023年2月25日
撮影場所:秋吉台(美祢市)
佳作「新しい朝」
美しい朝焼けの中、しばし立ち尽くし、日が昇るのを眺めていました。今年は、穏やかな年になるといいですね。
撮影者:大庭具史さん(山口市)
撮影日:2023年2月26日
撮影場所:キワ・ラ・ビーチ(宇部市)
佳作「しめ縄奉納」
鰐石の重岩のしめ縄が張り替えられ、神職のお祓いによって新しくなりました。地元の有志によって毎年この時期に行われていますが、近年では藁の調達も難しくなっているようですが、いつまでも続けてほしいです。
撮影者:岡本公一さん(山口市)
撮影日:2023年3月18日
撮影場所:山口市鰐石町
佳作「苔に染まる」
千佛寺。梅雨時期にはお地蔵さんが苔で緑に染まります。青苔の洋服を着て勢揃いです。
撮影者:村田利子さん(宇部市)
撮影日:2023年7月2日
撮影場所:千佛寺(宇部市)
佳作「赤ちゃん泣き相撲」
1歳から2歳までの、赤ちゃんが土俵に上がりお互いが見あって、先に泣いた方が勝ち!! 観ていてとても可愛く、思わず微笑んだ。
撮影者:冨田虎次郎さん(防府市)
撮影日:2023年9月3日
撮影場所:妙見神社(防府市)
佳作「宇津観音堂の夜明け」
萩市の見島に泊まった時に早起きして行きました。丁度観音堂の先から陽が昇り、その時に撮ったものです。
撮影者:吉岡岳志さん(山口市)
撮影日:2023年10月16日
撮影場所:見島(萩市)
佳作「お祝い夢花火」
新型コロナが5類感染症に移行し、4年ぶりに通常開催された埴生漁港での「お祝い夢花火」。ありがとう・おめでとう・がんばれなど、それぞれの想いが詰まった花火が秋晴れの夜空に咲きました。
撮影者:松浦寛さん(福岡県久留米市)
撮影日:2023年10月28日
撮影場所:石山公園(山陽小野田市)
佳作「ラッキーDay」
自転車で走っていたら虹を発見。よく見るとダブルレインボーだったので、ラッキーな気分に。見るだけで得した気分になる虹の不思議な力に気分も上々です。
撮影者:谷岡二郎さん(山口市)
撮影日:2023年11月17日
撮影場所:山口市大内御堀
佳作「秋の瑠璃光寺」
改修中の瑠璃光寺の秋の風景をとらえました。水面の色合いが目を引きました。
撮影者:内山えいじさん(周南市)
撮影日:2023年11月27日
撮影場所:瑠璃光寺(山口市)
「2024年新年写真コンテスト」講評 審査委員長 倉田研治
[総評]
新年の幕開けにふさわしく、豊かな表現の作品が多数応募された。山口ゆめ回廊(山口県央連携都市圏域)が対象エリアであり、山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町から様々なロケーションの写真が寄せられている。定番のフォトスポットだけではなく、身近な場所での発見や旅先など特別な時間を捉えたものなど、いろいろなアプローチが作品から伝わってきた。観光での訪問や帰省など、県外在住の方からの応募も多くあり、山口への往来が回復傾向にあることもうかがえた。作品レベルの向上とともに、10代から90代まで幅広い世代からの応募があり、年齢を問わず多くの人たちに楽しんでもらえるコンテストとして定着してきたようだ。このコンテストでは、入賞・入選・佳作作品がサンデー山口の紙面とウェブを通じて地域情報とあわせて読者の皆さまに届けられている。紙面掲載のタイミングが、その季節の出来事や行事などの場合もある。楽しみ方のひとつとして気に留めてもらえると幸いだ。
これからも、カメラやスマホを片手に山口ゆめ回廊エリアでの旅や観光、暮らしの中で様々な出来事にまなざしを向けてみてほしい。写真表現を通じて、日々の生活を豊かな気持ちで過ごし、楽しむ様子や発見が作品になることを期待している。
[最優秀賞]
「いい事あるかも!」は、光の織りなす劇的な瞬間を見事に捉えている。島の背後から伸びる光線のグラデーション、海面に反射した色調や陰影も美しい。逆光により島はシルエットとなり、木などの植生や鳥が舞う様子も楽しむことができる。タイトルも含めて、新年を前向きに迎えられる秀逸な作品である。[優秀賞]
「アビーロード」は、鳥たちの様子を絶妙なタイミングで捉えている。干潟に並び歩く様子から、見立てたタイトルの発想もユニークである。身近にこういった場所や生き物の生息域もあったのだと、気が付かせてくれたことも含めて優れた作品である。「輝きを求めて」は、淡い色調の中にキラキラとした蝶の存在があり、気持ちが引きつけられる。蝶が飛来したタイミングを狙い、逆光を効果的に使った画面構成により、とても印象的な仕上りの作品となっている。
「ロンギヌスの槍」は、オブジェの存在感と子供たちの満面の笑みにより、勢いが感じられる構成になっている。帽子を投げ上げる演出は、動的な表現とともに、子どもたちの自然な笑顔を引き出している。地域の特色と、家族の関係性が丁寧に捉えられた作品である。
※過去の受賞作品は、こちらをご覧ください。
※各作品の著作権は撮影者に帰属し、所有権・使用権は株式会社サンデー山口に帰属します。