会長を務める「山口龍馬会」が先月、阿東在住のチェーンソー作家・林隆雄さんに依頼し、一刀彫龍馬像(等身大)を製作した。7月に松田屋ホテルへの設置が予定されている。「土佐脱藩からの総移動距離が約4万5千キロに及んだ龍馬の足腰の丈夫さや行動力、聡明さにあやかれる “パワースポット”のようになれば」と期待する。
同会は、新時代を切り拓いた龍馬の精神を受け継ごうと2017年に発足。「龍馬はパワフルでリーダーシップに優れ、人を惹きつける力がある。まちづくりや国づくり、人のために動くところに惹かれた。『入交』は高知に多い姓で、縁を感じる」と話す。
会員は現在25人だが、全員が大人。「今後は子どもの会員も増やしたい。まちづくりは駅伝のように皆で繋いでいくもの。歴史を知ることで郷土愛を抱いてほしい」
【プロフィル】1954年9月、岩国市生まれ。1983年入交電設入社、98年同社社長に就任。山口法人会会長も務める。人の役に立つようなことをしたいと常に思っている。「山口龍馬会」は、「龍馬会」として県内では下関市に次ぐ2番目、全国では181番目に発足。