1993(平成5)年は、山口朝日放送が10月1日に、山口ケーブルビジョンが12月31日に、それぞれ開局。山口市内におけるテレビ多チャンネル化が一気に進んだ。本紙も1月1日付で「県民が待望していた県内3番目の民間テレビ局『山口朝日放送』が今年10月に開局する。テレビ朝日系列としては全国20番目で、県内のテレビ局創立はテレビ山口以来23年ぶり」、4月11日付で「山口ケーブルビジョンの都市型CATV設置許可が、8日の郵政省電波審議会で認可され、今年末の開局・放送開始に向けて大きく動き出した。(中略)地元局に加えて、九州民放5局、衛星放送、さらには映画、音楽、スポーツ、娯楽などの専門チャンネルを合わせ、24チャンネルのテレビ放送が楽しめるようになる」と伝えた。
一方、1980(昭和55)年にスタートしたTYSの番組PRコーナーも「TYS番組ロータリー」の名称で、毎週金曜付に掲載(2005年4月まで)。さらに3月27日付1面記事では、4月の新番組「サタスパ!」を紹介した。土曜午後の時間帯でスタートしたこの番組は、翌1994(平成6)年10月からは火曜午後8時に移動。最高視聴率32%をたたき出すほどの人気を集めた。
6月26日付では、7月末からの「世田谷区民まつり」で、山口商工会議所青年部が山口七夕ちょうちんまつりを再現することを報じた。この取り組みが契機となり1999(平成11)年には、首都圏に在住する市出身者らの会「山口七夕会」が誕生した。
さらに「市と韓国公州市23日に姉妹都市」(2月11日付)「国道9号山口バイパス県庁前~西桜畠間 26日に通行開始」(3月19日付)などを記事にした。