今は映画館ゼロの山口市。1991(平成3)年に台風19号の被害のため「金竜館」(道場門前)が閉館し、1998(平成10)年当時の山口市内映画館は丸三商事経営の「山口スカラ座」「ニュー泉都」の2館のみだった。そんな状況に変化が起きた。
3月に郵便貯金地域文化活動支援施設(ぱるるプラザ)が惣太夫町にオープン。同時通訳ブースや大小会議室、レストラン、映画館など、計画時点から地元の要望が組み入れられた施設で、本紙でも「1カ月の入館者、約1万人 『ぱ・る・るプラザ山口』まずまずのスタート」(5月23日付)と報じた。また「丸三商事は来春までに5館新設」(11月20日付)と題し、「ぱるるシネマがオープンするまでは市内唯一の常設映画館としてがんばってきた。(中略)来春には防府市と下松市にシネマコンプレックスがオープンする予定で、競争力を増すために建替えを決意した」とハード面の動きとともに、「商店街に市民の手で映画館を 児玉頼幸さん(山口映画友の会)が呼びかけ」(10月21日付)といった市民の活動も伝えた。
ほかには「サビエル記念聖堂の完成を記念 GWにスペインフェア&カーニバル 湯田温泉まつりを4月29日に開催」(1月3日付)「新ごみ袋順調に定着 指定ごみ袋制度スタートから1カ月」(2月13日付)「『のぞみ号』停車へ県動く 未来博は停車運動の追い風(4月9日付)「『山口サティ』『ダイエー山口店』閉店へ 中心商店街の今後は?」(4月12日付)、「中園町の情報文化都市計画来年3月には新『磯崎プラン』発表」(11月8日付)などの記事を掲載した。