鰐鳴八幡宮は、春はサクラ、夏はオニユリが参道を彩るが、今まさに見頃を迎えている彼岸花は、とりわけ見応えがある。
通称「小鯖八幡宮」とも呼ばれる鰐鳴八幡宮の拝殿に向かってまっすぐに伸びる約200メートルの参道両脇には、四季折々に花が咲くが、現在は真っ赤な彼岸花で彩られている。県内でも有数の彼岸花撮影スポットとして知られ、開花状況は、同八幡宮のブログ(http://o3880000goo.blog.fc2.com/)でも毎年紹介されている。
同社は、平安中期に宇佐八幡宮(大分県)から勧請された。社名の由来は、神霊を宇佐に迎えに行っての帰途、海から椹野川をさかのぼって山口の鰐石に上陸した時、ここまで従ってきた「鰐」が別れを惜しんで鳴いたという故事による。