2019年5月に開催された道の駅「仁保の郷」役員総会で、3代目駅長に就任。「アンケートやポスシステムによって集積された情報を基に、新たな販売戦略を立てることはもちろんだが、地元生産者の『生きがい』なども大切にしながら、地域交流の核として長く機能させたい」と意気込む。
同駅は、地元自治会などが出資する有限会社による運営としては県内初の道の駅で、2000年10月7日にオープンした。駅内の「いろどり市」は、生産者が午前3時に起きて収穫した新鮮な「朝どれ」野菜が人気で、午前中には約7割が完売する。「来年の開業20周年に向け、課題を解決しながら売り上げを伸ばしたい」。
「10月12日(木)、13日(金)にはイベント『誕生祭』を開催する。ぜひ館内に足を運び、仁保の自然の恵みや特産品を手に取ってみて」と呼びかける。
【プロフィル】1953年生まれ宮野在住。転勤族の家庭で育ち、小学校は3校、中学校は2校転校。山口高校から九州大学、京都大学大学院へ進学し、原子力工学を学ぶ。卒業後、山口県庁入庁。定年退職後は山口県産業技術センターで副理事長と経理管理部長を兼任し、現職へ。