会長を務める佐山地区地域づくり協議会が、2019年7月に山口河川国道事務所から事務所長表彰、8月に山口県から知事表彰を受けた。同会では長年国道190号線沿いの花壇「フラワーロード」の整備など、道路環境美化に注力しており、「仕組みを作られた先輩方、現在先陣を切って環境美化に取り組んでいる生活環境部会の吉村俊朗部長、地元ボランティアに感謝しかない」とその労をねぎらう。
フラワーロードに咲く花は、毎年6月と12月に苗が植え付けられるが、その苗のすべては一昨年前まで地元の造園業「山口緑化」の中村政子さんによる寄付で賄われていた。さらに、9月29日には、増設した花壇285平方メートルに、4000本のシバザクラを植える予定だ。
「佐山陋村と雖も、誓つて県都山口市の幹とならん」と吉田松陰の漢詩になぞらえて意気込む。
【プロフィル】1949年4月、佐山生まれの70歳。佐山小、川西中、山口高を卒業後、県庁に入庁。10年前に定年退職し、家業の農家を継いで米作りに励む。佐山地区自治連合会、同地区自主防災会会長も務める。座右の銘は「一隅を照らす」。