内閣府が実施する「エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例」において、今年度全国で個人49人と53団体が選定され、そのうちの一つに「きらら阿知須よーずクラブ」が入った。
同クラブは、阿知須に伝わる「どうじん凧」作りを継承しようと、地域住民の依頼を受けて2008年に山口市老人クラブ連合会阿知須支部内に設置された。その後、子どもでも作れる西洋凧「ぐにゃぐにゃ凧」作りが加わり、三世代交流としても広がりを見せている。
10月23日、山口県庁で受章の書状と記念の楯を受け取り「『山口ゆめ花博』では、開催52日間に、のべ600人の地域住民が凧作りに協力してくれた。凧作りに関わったすべての人のお陰。今後も、当クラブ初代会長竹本昭さんの理念『凧作りを通じて住みよいまち作り』に貢献したい」と話す。
【プロフィル】1935年3月、阿知須生まれの83歳。井関小、阿知須中、山口高から東京工業大へ進学。卒業後、宇部興産に入社し、常務まで務める。その後、宇部日東化成(現宇部エクシモ)社長就任。2008年から2017年まで山口市老人クラブ連合会阿知須支部長。