4月24日と25日、秋穂地域を中心に「秋穂八十八カ所お大師まいり」が開催される。
秋穂八十八カ所霊場は、1783(天明3)年に遍明院(山口市秋穂東)の住職、性海法印が四国八十八カ所霊場の御符と御砂を持ち帰ったのが始まり。その歴史は四国に次いで古く、今年で236年目を迎える。弘法大師の旧暦の命日とその前日に各札所を巡拝するもので、毎年山口県内・県外から3千人を超える人が訪れる。
各札所では地元の人々による「お接待」が行われるが、高齢化や巡拝者の減少も進んでいるのが現状。そこで、「お大師まいり」の伝統を守り、巡拝者を増やそうと、山口観光コンベンション協会秋穂支部も協力し、イベントを開催。秋穂地域交流センター(山口市秋穂東)とたのしいところ(山口市秋穂二島)に、案内所が設置され、巡礼マップの配布、おすすめコースの紹介などが行われる。また、体力的にすべてを回れない人のために、各札所の境内の砂を詰めた袋を踏み巡拝の代わりとする「お砂踏み」もできる(秋穂地域交流センターのみ)。
問い合わせは山口観光コンベンション協会秋穂支部(TEL083-984-3741)へ。