3月11日には各地で追悼式が開かれ、前後には新聞・テレビ等での特集も多かった。2011(平成23)年3月11日から8年が経過したが、東日本大震災の傷あとが癒えることはない…。
毎年この時期が来ると考える。あのような事態の中、被災したローカル新聞社の人たちは何を考え、どう行動したのか。そして、仮に自分がその状況に置かれたらどうするか。社員とその家族、そして自分の家族の安全を最優先にしつつも、何ができるのか。
社屋が浸水しながらも、手書きの壁新聞を発行し続けた石巻日々新聞。「住民が大震災で苦しんでいる。いかなる状況においても新聞を発行し続ける。それが使命であり、読者への恩返しだ」と発行を続けた河北新報。かくありたい。
(K)