昨年秋に開催された萩山口信用金庫創立100周年記念通帳デザインコンテストで、最優秀賞に選ばれた。
コンテストは同信金と山口県立大の産学連携によるもので、最終審査に残った6作品を窓口投票したところ、総数2207票の3割を獲得。昨年12月から、総合口座通帳とキャッシュカードのデザインに使われている。
「『親しみ』『地域密着』などの言葉を実際に図案に落とし込むことに苦労したが、大学受験の際に地元山口について学び直したことが役に立った」と振り返る。“山口に愛を込めて…”をコンセプトに、通帳を開いて横向きにすると、ハートが全体に現れるようにも工夫した。
今春からはフィンランドで北欧デザインを学ぶゼミの海外研修に参加する。「デザインの多様性を学び、将来に生かしたい」と意欲を見せる。
【プロフィル】1998(平成10)年12月、湯田温泉生まれの20歳。湯田中、西京高を卒業し、現在山口県立大国際文化学部文化創造学科2年。幼少から絵を描くことが好きで、中学校では美術部に所属。宝塚歌劇団や劇団四季などの演劇鑑賞が趣味。