1995(平成7)年1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生。戦後初の大都市直下型地震で、関連死を含め6434人が犠牲となった。本紙では、柴田病院の柴田眼治理事長(現・会長)による現地での救援や山口・吉南JC等の支援活動(1月27日付)、コープやまぐち、市職員、市自治会連合会らの義援金拠出(2月5日付、同24日付)などを報道するなかで、SLやまぐち号の状況を1月29日付で次のように伝えた。
「神戸市のJR鷹取工場で点検・修理を受けていたSLやまぐち号(C57形)が、阪神・淡路大震災によって(機関車の心臓部であるボイラーが変形するという)大きなダメージを負った。(中略)JR西日本では在来線・新幹線の復旧作業に追われ、SLまで手が回らないのが現状。今後の対応については、全くの白紙状態」。その後ピンチランナーで登場した“ポニー”(C56形)について紹介(3月17日付、4月14日付)。「もし山口で地震が起こったら」(2月1日付)「予定避難場所に表示板設置開始」(12月20日付)など、防災意識の高まりも取り上げた。
また、戦後50年の節目に当たり、戦中・戦後体験や写真による「私の8月15日」(8月13日付)を特集。そのほか「西京スタジアム3月末に完成」(1月1日付)「県セミナーパーク4月に全面オープン」(1月3日付)「山口観光コンベンション協会設立」(8月16日付)などを報道した。「全学男女共学の山口県立大学へ 山口女子大学」(5月27日付)「仁保中学校が校舎全面建て替え、市内4小学校で校舎・体育館増改築スタート」(7月1日付)では、変わりゆく学び舎の姿を伝えた。