今年2月に新築移転した山口警察署新庁舎に、署長として3月11日付で就任。「建て替えを機に新たな気持ちで市民の安心・安全の確保に努めたい」と意気込む。
刑事・生活安全部門を長年経験し、犯罪者だけでなく多くの被害者と接する中で「被害者対策の重要性を痛感した」。そのためにも「管内の犯罪実態を的確に分析し、効果的な抑止と検挙を両輪とした活動を推進。市内で多発しているうそ電話詐欺や自転車盗対策、子ども、女性、高齢者が被害者となる事案については重点的に対応する」。
趣味は、一つの事象についてインターネットなどを使って、あらゆる側面からの意見を収集し、少数でも納得できる意見を探すこと。
「市民の理解と協力のもと、要望や期待に応えたいので、困ったことがあれば気軽に警察に相談を」と呼びかける。
【プロフィル】1964年2月、防府市生まれ、大内在住の55歳。防府商業(現防府商工)を卒業後、82年に県警入り。今年3月に会計課長からの異動で現職に。休日の息抜きも「何かあったらすぐに動けるように」と自宅での映画鑑賞。好きな言葉は「温故知新」。