ツバメは、春に東南アジアから渡ってきて、日本で子育てをします。巣を民家や建物の軒下に作るので、子育ての様子を見る機会も多いと思いますが、ヒナが巣立った後は、姿が見えなくなります。
巣立ちをした幼鳥は、秋に南へ渡るまでの間、ヨシ原に集まり、集団でねぐらを作ります。8月頃になると、巣立った幼鳥が次々と集まります。親鳥も加わるのでさらに数が増え、多い時には数万羽のツバメが夕暮れ時の大空を乱舞し、日が落ちると一気にヨシ原へと降りて、ヨシの葉に止まって夜を過ごします。
普段見かける軽やかに飛び回るツバメとは違い、大群が乱舞する様子は圧巻です。
スズメ目 ツバメ科
[全長] 17cm
[時期] 春から秋に見られる夏鳥
きらら浜自然観察公園 信木 愛