2019年9月24日は、林勇蔵が87歳の生涯を閉じてちょうど120年の命日。今一度、先人の偉業に敬意を表したい。
林勇蔵は、幕末から明治にかけ、小郡宰判(山口市旧吉敷郡南部地域)の大庄屋として、日本の近代化と郷土の発展に尽くした。
幕末の内訌戦の時、管内の庄屋28人を集めて諸隊を支援。後に品川弥二郎から「明治維新は大田絵堂の戦勝にあり、大田絵堂の戦勝は小郡宰判の協力にあり、小郡宰判の協力は即ち林勇蔵翁にあり」とたたえられた。
そのほか、椎の木峠トンネルの開通と仁保津の墾田、地租改正や椹野川の改修など郷土の住民のために生涯を尽くし、1899(明治32)年に87歳で亡くなった。