初夏、一の坂川周辺で幻想的な空間を醸し出すゲンジボタル。地元団体や小学校が一体となって、保護活動に取り組んでいる。
10月10日、山口ふるさと伝承総合センター(山口市下竪小路)と一の坂川で、「ゲンジボタル放流の集い」が開かれる(雨天時は延期)。初夏には成虫が優しい光を放つことを願い、約1万3千匹の幼虫が放流される。
「大殿ホタルを守る会」(福永俊明会長)が主催し、当日は、大殿小学校児童らが幼虫の入った水槽を川面にそっと傾ける。
同会は、1991年の同センター開設を機に、学校・地域・施設が一体となって組織された。成虫採取、産卵、ふ化、幼虫飼育、給餌、放流を行い、ホタルの保護・増殖に取り組んでいる。