山口市が主催する第6回市景観賞「景観写真コンテスト」一般の部において、最高賞「大賞」に選ばれた。「地域の営みと景観」がテーマで、31人68点の応募があった。「生まれ育った秋穂二島の夕景色を撮影した」という作品「黄金色の夕暮れ」には、「カブトガニが生息し、絶滅危惧種のクロツラヘラサギが越冬するこの地の自然を未来に残したい」との願いを込めた。
日本野鳥の会にも所属。勤務地である大内小校内の廊下に自身が撮影した野鳥の写真を掲げ、子どもたちの興味に応じて名前だけでなく、それぞれの鳥が得意とする能力やすばらしさについても教えている。
2015年に故・栗林和彦氏が講師を務める写真サークル「どんぐりの会」へ入会し、写真が本格的な趣味となった。「今回の受賞は、栗林先生のお陰」と天を仰ぐ。
【プロフィル】1960年山口市秋穂二島生まれの59歳。二島小学校・中学校、山口高校から東京学芸大学へ入学。卒業後、教職の道へ。1996年から2年間、山口大附属養護(現特別支援)学校に勤務しながら同大大学院へ進学。学校心理士の資格も持ち、現在は大内小学校で校長を務める。