山口市が2010年から毎年実施している「緑のカーテンコンテスト」の家庭部門で、2019年度最優秀賞を受賞した。
応募した写真は、自宅に植栽したツルムラサキ、オーシャンブルー、ルコウソウ、トケイソウ、アサガオ、クレマチスの6種類が壁面を覆った様子。「毎年、植える種類を変え、満足のいくカーテンができたことはないが、日差しを遮る効果は見られ、約30度の耐えられる暑さの室温に下げてくれる」と効果を実感。色とりどりの花が、入れ違いに葉の間から顔をのぞかせたという。
2、3年前までは緑のカーテン頼りで、夏でもクーラーを使用しなかった。現在も山口市内の移動は自転車で、雨天時や市外へ出かける時だけ車を運転するという環境に配慮した生活ぶりだが、「地球のためというよりも、自分の健康のためにしているだけ」と笑う。
【プロフィル】1946年萩市に生まれ、高校まで福岡県北九州市で過ごす。東京水産大学(現東京海洋大学)を卒業し、山口県庁に入庁。定年退職後は、山口県立大特任教授などを経て、現在は、NPO法人環境奇兵隊理事を務める。趣味はサイクリング。