所属する山口民家作事組(13人)が建築した「阿知須・木と土の家」が「第8回サステナブル住宅賞」の最高賞・国土交通大臣賞を受賞。会を代表して今年1月、表彰式に出席した。土壁住宅断熱化研究の成果であるこの住宅について「自らの意志と行動で環境を制御でき、快適と感じる範囲を拡大できる」と自信をのぞかせる。
1992年から1997年まで本紙に連載された「やまぐちおもしろウォッチング」執筆メンバーの一人。このコーナーでは、街中のおもしろい風景を写真と解説で紹介していた。今も休日は、市内各地を歩きまわり、風景の変化を観察しているという。「まちにはまだ知られていない魅力があふれており、新たな発見をすることで感性が鍛えられる」と水沼さん。
山口七夕ちょうちんまつりで巡行する提灯山笠のデザインも担当した。
【プロフィル】 1961年10月大殿生まれの57歳。山口高、九州芸術工科大卒業後、日本を代表する都市計画家・建築家の水谷穎介氏に師事。その後県職員に。今は存在しない芸工大の校是「時代を切り裂け」を常に肝に銘じている。一級建築士、工学博士。