4月12日付本紙で紹介したクラウドファンディング「1400年もの歴史が詰まった山口県の『興隆寺』を未来へ」は、目標金額500万円に対し、439万4千円が寄せられた(5月20日現在)。期限の5月末日までにあと60万6千円上積みされれば中興堂の屋根を修復できる。だが、目標に届かなければ全員に返金され、支援はできないという状況だ。呼びかけ人の米本太郎さん(山口鷺流狂言保存会)は「たくさんの人の後押しでここまできました。あと一歩、達成できるよう、最後まで力をお貸しください」と支援を呼びかけている。
このプロジェクトは、大内氏の氏寺だった興隆寺(山口市大内氷上5)の中興堂(釈迦堂)で発生している雨漏りをなくすため、屋根を銅板で修繕しようというもの。ここには、山口市有形文化財の木造釈迦如来座像も安置されている。総額700万円のうち、自己負担でまかなえない500万円を集める。問い合わせは米本さん(TEL090-6406-0245)へ。