宮野上在住の浜崎勢津子さん(76)が、2019年5月に10作目となる小説「桐」(四六判、289ページ、税別1000円)を自費出版した。
本作は、2016年から2018年の2年間にわたり、同人誌「文芸山口」に掲載した作品を一編にまとめたもの。
杉浦今日子が桐の木をイメージした戸高鮎美は、豪族の流れをくむ女性だった。何事にも前向きに自らの道を切り開いていく彼女が、今日子の前で漏らした悲痛な叫びともいえるのが、「私の今迄で唯一つの誤算だったのは、女には生まれながらにして受胎機能が備わっていたということ」だった−。
宮脇書店湯田店・宇部店、明屋書店宮野店・小郡店などで購入できる。問い合わせは浜崎さん(TEL083-924-6073)へ。
【読者プレゼント】 「桐」10冊 希望者は住所、氏名、年齢、電話番号、「身近であった楽しい出来事・話題」(匿名での紙面紹介あり)を明記し、はがきかメール(info@sunday-yamaguchi.co.jp)でサンデー山口「桐」係へ。8月21日(水)必着。当選発表は、発送に代えさせていただきます。