人口減少社会を迎え市は、大都市圏のアクティブシニアの移住促進などを目指す「市生涯活躍のまち構想」に基づいた施策を進めている。1月21日、識者らがその内容に意見具申する「第4回市生涯活躍のまち地域再生協議会」が開かれた。
多岐にわたる意見が出される中、公共交通の不便さが話題に上った。そして、山口宇部空港と市内とを結ぶバスや乗り合いタクシーの廃止についても「代替策は?」と質問が出され、すぐにはない現状も明らかにされた。
乗り合いタクシー廃止の理由は、低い収益性だけでなく、人材(運転手)不足が大きな要因だと聞いた。「人を増やそう」という議論の場で、「人不足」がその阻害要因になっている。これが、山口市の現状だ。
(K)