10月20日(日)、Nac(山口市中市町3)で日本調停協会連合会と山口調停協会による「調停手続相談会」が開かれる。時間は午前10時から午後3時まで。
離婚や相続といった家庭の問題、土地建物や金銭貸借など民事の問題を調停委員が個別に聞き取り、調停を進めていくための具体的な方法を説明してくれる。事前申し込みは不要で、相談は無料。
調停とは、トラブルなどを裁判まで持ち込まず、話し合いで解決したい時に役立つ制度だ。民間選出の調停委員が裁判官とともに紛争の解決にあたるため、より柔軟な解決を図ることもできるという。また、裁判と違い非公開で行われるため、個人のプライバシーも保たれる。申し立てに必要な費用も、裁判に比べると安価な上、調停が成立すれば、裁判の確定判決と同様の法律効果が生じることもある。
「調停を身近な制度として理解し、利用してもらえるよう無料で実施している。自治体および行政機関の住民相談窓口担当者なども気軽に相談してほしい」と、同協会では呼び掛けている。問い合わせ先は、山口地方裁判所(TEL083-922-9135)。