2016年4月に施行された女性活躍進出法。現在、日本の女性の就業率(15歳から64歳まで)は上昇してきているが、いまだライフステージの変化に伴い離職するケースも少なくない。ジェンダーギャップ(男女格差)の大きさを見ると、日本は149カ国中110位(2018年世界経済フォーラム報告)だ。
「女性の活躍」について考えてもらおうと、現在京都で家業を継いで杜氏をしている向井久仁子さんと、女性起業家パティシエの伊藤裕子さんをゲストに招く講演会「聞かせて『女性の活躍』」が開かれる。日時は、10月19日(土)午後1時半から3時半で、会場は小郡ふれあいセンター(山口市小郡下郷)。
向井さんは、京都府与謝郡伊根町にある蔵元むかい(向井酒造)の跡を継ぐ女性杜氏。東京農業大卒業後、新米杜氏として試行錯誤を繰り返す日々を送りながら、自分流の商品開発を手掛けている。
伊藤さんは、広島文化女子短大卒業後、辻学園日本調理師専門学校へ進学し、有名ホテルの製菓部門に就職して修業を積んだパティシエ。自分の店を持ちたいという幼い頃からの夢をかなえて、お菓子の店「洋菓子工房ゆーたん」を山口市内に開店。2010年、故郷の周防大島町にUターンし、「大島スイーツ工房ゆーたん」を開店した。
聴講は無料だが、事前の申し込みが必要。申し込み・問い合わせは、小郡女性団体連絡協議会(TEL083-972-6497)へ。