人材育成のための訓練カリキュラムや評価について悩みのある企業を対象にした「有期実習型訓練セミナー&相談会」が、10月25日(金)午後1時半から3時まで山口県商工会館(山口市中央4)で開催される。
雇用型訓練等を活用した「ジョブ・カード制度」の推進・普及を目的に実施されるセミナー。
講師は、中国広域ジョブ・カードセンターの今村榮一さん。国の助成金を活用した「有期実習型訓練」の実例紹介をはじめ、助成金の内容や申請書類提出のタイミング、同訓練成功のポイント、自社のニーズに合った人材を育てるための書類の作り方(計画届、訓練カリキュラム、計画予定表、評価シート、訓練生のジョブ・カード、訓練日誌等)や指導方法などについての解説が聞ける。セミナー終了後には、個別面談の時間も設けられる。
定員は先着36人。参加は無料だが、事前の申し込みが必要。申し込み、問い合わせは山口ジョブ・カードセンター(TEL083-973-5888)へ。
ジョブ・カードとは、個人が職務経歴や学習歴、職業訓練の経験、取得した免許や資格などの情報をシートに記入して蓄積したもの。履歴書だけではわかりにくい職業能力などの情報を得ることができ、マッチングをはじめ労働意欲の向上および維持、離職率の低下など、企業が抱える人材育成の課題解決にも役立つツールといえる。
有期実習型訓練とは、Off-JT(学科・演習)とOJT(実習)を組み合わせた3~6カ月の訓練のこと。有期雇用で働きながら必要な知識や技術を習得し、訓練後の正規雇用を目指すもので、人材開発支援助成金(特別育成訓練コース)が利用できる。