2019年7月、岩波ホールでの公開を皮切りに国内各地の映画館で上映された「田園の守り人たち」(2017年、フランス・スイス)が、10月26日(土)に山口県教育会館(山口市大手町2)で山口県内初上映される。第一次世界大戦を背景に、ミレーの「落穂拾い」などの絵画を思わせる田園風景の広がるフランスが舞台の作品で、時間は午前10時半、午後2時、7時からの3回。
2人の息子を西部戦線に送り出した農園の未亡人オルタンスと、やはり夫を戦場にとられているオルタンスの娘ソランジュは、女手だけで残された農園を守っていた。冬を前に種まきに備えなければならず、2人は息子や夫に代わる働き手を必要とし、若い働き手フランシーヌを雇う。誠実な彼女はオルタンスの信頼を得て、家族のように暮らし始める。前線から一時休暇で農園に帰って来るオルタンスの2人の息子と、ソランジュの夫。オルタンスの次男ジョルジュは美しいフランシーヌに魅かれ、2人は手紙を交わすようになる。しかし、男たちの銃後を守る女たちにもまた、別の戦いがあった―。
当日券は、一般1800円、19歳から25歳まで1000円、18歳以下800円。問い合わせは、主催の西京シネクラブ(大久保雅子代表、TEL083-928-2688)へ。