「再発見! やまぐちの歴史文化―山口市歴史文化基本構想シンポジウム」が、11月24日(日)午後1時から4時まで開かれる。会場は、山口県立山口図書館レクチャールーム(山口市後河原)で、主催は山口市教育委員会。
まず最初に、「萩藩における開作事業の展開と小郡宰判」の演題で、山口大学経済学部の木部和昭教授が、江戸時代に山口市南部で行われた干拓事業について講演する。
続いて、「歴史文化資源をしらべる、まとめる」と題し、吉敷地域・陶地域で行われた文化財把握調査と、各地域で実施されている歴史文化を生かした取り組みについての報告がある。また、複数の文化財を魅力的でわかりやすく伝えるためにストーリーでまとめた「関連文化財群」についての紹介もされる。
聴講は無料で、予約不要。手話通訳、要約筆記もある。問い合わせは山口市文化財保護課(TEL083-920-4111)へ。
山口市は、地域に存在する歴史的文化財を、指定・未指定にかかわらず的確に把握する調査を実施中。それらを「関連文化財群」としてまとめ、保存、地域づくり等に生かす「山口歴史文化基本構想」を策定する。本シンポジウムは、この取り組みや、市の歴史文化について市民へ周知をはかるため企画された催しだ。