毛利輝元のお抱え絵師で、雪舟流の正統な後継者として水墨画の多彩な表現を極めた山口ゆかりの画家・雲谷等顔。その魅力を、日本美術応援団長の山下裕二明治学院大教授と、桃山絵画研究の第一人者として知られる京都国立博物館特任研究員の山本英男氏が語る「雲谷等顔を応援する!イン山口」が、11月3日(土・祝)午後2時から3時半まで山口県教育会館(山口市大手町2)で開かれる。聴講には事前申し込みが必要で、先着300人。
山口県立美術館(山口市亀山町3)であす11月1日から始まる「没後四〇〇年 雲谷等顔展」関連イベント。聴講料は①500円②同展の一般チケット付き1300円③同シニア・学生チケット付き1100円から選べる。申し込み、問い合わせは同館(http://www.yma-web.jp/、TEL:083-925-7788)へ。
日本美術応援団は、1996(平成8)年に作家で前衛美術家の故赤瀬川原平と山下氏が結成。イラストレーターの南伸坊、俳優の井浦新、日本画家の山口晃、今夏にはタレントの壇蜜が入団している。同館の「五百羅漢展」「雪舟発見!展」「驚異の超絶技巧!」展の際などこれまでにもトークイベントを多数実施。なお、今回のゲストの山本氏は、元同館学芸員の経歴も持つ。