工作員として北朝鮮に潜入した実在の人物を主人公にした映画「工作~黒金星と呼ばれた男」(2018年、韓国)が、11月30日(土)に山口県教育会館(山口市大手町2)で上映される。時間は、午前10時半、午後2時、7時からの3回。
1992年、韓国の軍人パク・ソギョンは、「核開発疑惑に揺れる北朝鮮に潜入し、権力の上層部に接触せよ」との命令を受けた。彼のコードネームは「黒金星(ブラック・ヴィーナス)」。わずかなミスで命を失いかねない危険な任務が実を結び、時の最高権力者・金正日に接見を認められるまでになる。しかしその立場上、北朝鮮と祖国が密かに行っていた裏取り引きを知る事になった黒金星。困難な立場に立たされた彼は、祖国を裏切る事になるのか、祖国から見捨てられるのか。それとも、北が黒金星の正体を見破るのか。追い詰められた彼が選んだ決断とは――。
「タクシー運転手」(2017年、韓国)、「1987、ある闘いの真実」(同)に続き、歴史の裏に隠された実話にスポットライトをあてた作品。
前売り券(電話予約可)は一般1500円。同館、山口市民会館、YCAMなどで購入できる。当日券は、一般1800円、19歳から25歳まで1000円、18歳以下800円。問い合わせは、主催の西京シネクラブ(TEL083-928-2688)へ。