日本初のクリスマスミサ(1552=天文21年)がここ山口で執り行われたとの史実を、地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、「日本のクリスマスは山口から実行委員会」(岡部達矢委員長、日クリ)は「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。12月山口の市内では、趣旨に賛同する50近くの催しや取り組みが行われている。
12月22日(土)午後5時から10時まで「豆子郎のキャンドルナイト」が、茶藏唵(山口市大内御堀、TEL083-922-5655)である。約3千本のキャンドルが庭園にともされ、当日限定の喫茶メニューも楽しめる。毎年冬至と夏至に開かれており、今回で29回目。
国指定史跡名勝の常栄寺雪舟庭(山口市宮野下)では、12月22日(土)から12月24日(月・振休)の午後5時半から8時まで「大内の灯イン雪舟庭」が開かれる。クリスマスライトアップだけでなく、徳地和紙を使用した「かごあかり」「供灯花」などもコラボレートし、幻想的な空間を作り出す。拝観料は300円(小学生以下無料)。
12月23日(日)午後2時から7時50分までは、阿東地域交流センター地福分館前駐車場で「第25回クリスマスナイトフェスティバル」が開催。高さ20メートル以上の2本のモミの木が約4万個の電球で彩られ、5時ごろ巨大なクリスマスツリーに「変身」。もちまきや抽選会などのイベントも繰り広げられる。
なお、「クリスマス市」の“フィナーレを飾る”第10回「山口きずな音楽祭」は、クリスマス当日の12月25日(火)午後6時半から、山口市民会館(山口市中央2)で開かれる。