「仁保の七義民」の刑死から300年という節目を迎え、山中にあった墓碑が、下田橋(山口市仁保中郷)のそばに移設された。12月5日(水)正午から「三百年祭」としてその入魂式および墓前祭が執り行われる。また、午後1時半からは会場を仁保地域交流センター(山口市仁保中郷)に移し、郷土史家・松前了嗣さんによる講演「下田しぐれ~よみがえる仁保七義民の心」や、子孫の紹介がされる。会場では、冊子「下田のしぐれ」(10月26日(金)付本紙で紹介)も無料配布される。
七義民とは、1718(享保3)年12月6日に、入会権にからむ騒動の責任をとらされて斬首された7人の庄屋、吉富源七、吉富又左衛門、吉富半左衛門、岩武与左衛門、山本市郎左衛門、赤地久佐衛門、末永彌右衛門を指す。