日本初のクリスマスミサ(1552=天文21年)が、ここ山口で執り行われたとの史実を、地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、「日本のクリスマスは山口から実行委員会」(岡部達矢委員長)は「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。12月の山口市内では、趣旨に賛同する50近くの催しや取り組みが行われる。現在チケットを購入できる主な催しを紹介する。
「クリスマス市祝賀祭」は、初日の12月1日(土)午後7時から、西の雅常盤(山口市湯田温泉4)で開かれる。「クリスマス市」の始まりを、ディナーと上質な音楽とでお祝いしようという催しで、今年で3回目。出演するのは、湯川れい子、宮川彬良、佐賀龍彦(LE VELVETS)、アンリミテッドトーン、今尾昌子、The Voices of Japan(VOJA)。「クリスマス市」のテーマソング「きずな」を制作した湯川(作詞)と宮川(作曲)は、この曲に込めた「思い」や誕生秘話を語る。チケットは1万5千円で、問い合わせ・購入は同ホテル(TEL083-922-0091)へ。
さらに、湯川と宮川による「きずなトーク&ワークショップ」が、同2日(日)午後2時から3時半まで開かれる。会場は、学芸大・芸短大(小郡みらい町1)で、ビッグネーム2人の話に加え、宮川による歌唱指導を受けることもできる。定員は200人で、誰でも参加可能。参加費は1千円。申し込みは、氏名、参加人数、代表者連絡先を明記し、ファクス(083-989-4193)かメール(ws@kizunaxkizuna.com)で。
同1日と2日には、昨年初開催された「やまぐち光誕祭」が、サビエル記念聖堂(山口市亀山町4)で催される。夜景評論家の丸々もとお氏が「出会いと絆が生む奇跡~音楽と光が紡ぎ合う大聖堂」をテーマに監修。室町時代から現代に至る歴史を、約10分間の光の物語にした。1日には、同聖堂である「クリスマス市セレモニー」(午後5時半~)後の6時45分ごろから無料で1回上演。2日は午後6時から、随時入れ替え制で上演される。料金は大人1千円で、中学生以下は無料。チケットは、YCAMやC・S赤れんがで購入できる。
サビエルの故郷で、「美食の聖地」と評されるスペイン・バスク地方に伝わる食材・調理方法と、厳選された山口の食材とを融合した食事を楽しめる「バスク×山口 クリスマス市限定プラン」は、今年初めての試み。料理は、セントコア山口の増本栄二郎総料理長と、スペイン出身の市国際交流員のエフライン・ビジャモールさんとマリア・ルビオさんが監修した。「山口野菜とスペイン産アンチョビのソース」「長州鶏とメルヘンパプリカのバスク風」「宇部産甲イカのリゾット」など20種類以上が、ビュッフェ形式で味わえる。同5日(水)、8日(土)、11日(火)の午後6時半から8時半の開催で、会場はセントコア山口(山口市湯田温泉3)。料金は5千円(ドリンク別)で、申し込みは2人以上で。各開催日の1週間前までに、同実行委員会(TEL083-925-2300)へ。定員は各回先着50人。
その他イベントの詳細は、ウェブサイト(http://www.xmas-city.jp/)を参照のこと。