市民一人一人の人権が尊重されるまちを目指そうと、山口市による「人権ふれあいフェスティバル」が12月15日(土)に開催される。児童福祉運動家で教育評論家の水谷修さんを講師に迎え「優しさと勇気の育てかた~夜回り先生、いのちの授業」と題された講演などがある。会場は山口南総合センター(山口市名田島)で、時間は午後1時から3時半まで。入場無料。
水谷さんは、元夜間高校の教師。青少年の非行・薬物問題に取り組み、「夜回り」と呼ばれる深夜パトロールを連日行う中で、若者の声に耳を傾け心に寄り添いながら更生に尽力してきた。現在は、講演活動や各種メディアで少年少女の非行実態を訴えている。小学館刊行「月刊IKKI」に連載されていた漫画「夜回り先生」は、水谷さんの体験を基に描かれた作品だ。
さらに、大殿小による合唱や、人権作文朗読なども披露される。問い合わせは、山口市人権推進課(TEL083-934-2784)へ。