台湾総督府の歴代監督19人のうち5人が山口県出身だったり、姉妹列車協定を締結しているなど、実は山口県と縁の深い「台湾」。その台湾で活動している山口県出身の映画監督・酒井充子さんと作家・栖來ひかりさんによる第1回台湾交流セミナー「山口と台湾をつなぐ旅」が、12月9日(日)午後1時半から5時までニューメディアプラザ山口(山口市熊野町1)で開かれる。
酒井さんの監督作品で戦前戦後の台湾を生き抜いた人々を追ったドキュメンタリー映画「台湾萬歳」上映後、両氏のトークショー。台湾物産品などが当たる抽選会やサイン会もある。入場料は500円で、要事前申し込み(先着200人)。申し込み、問い合わせは主催の山口県観光連盟(TEL083-924-0462、土日除く)へ。
周南市出身の坂井さんは、慶大法学部卒業後、メーカー勤務、新聞記者を経て転身。台湾と日本の結びつきを追った作品を撮り続けている。また、栖來さんは山口市出身で、山口高、京都市立芸大美術学部卒。2006(平成18)年から台北市に在住。山口の名所や台湾との歴史的つながりを紹介したエッセー本の日本語版「山口と台湾をつなぐ旅」(西日本出版社)を、11月27日(火)に出版した。