「白狐の湯」の伝説を持つ湯田温泉。その湧出に感謝し、白狐にまつわる催しなどが数多く繰り広げられる「維新の郷・湯田温泉白狐まつり」(同実行委員会、TEL083-941-5379)が、4月7日(土)と8日(日)の午前10時から湯田温泉街一帯で開かれる。7日は午後8時までで、8日は3時半まで。70周年を迎え、イベント内容もさらに充実。
井上公園では両日、特設ステージでよさこい、各種ダンス、ジャグリング、歌や楽器演奏などが披露される。また、1千円のチケットを購入すれば山口県内の日本酒が何杯でも試飲できる「酒まつり春の宴」、白狐に変身コーナー、白狐福引き、yabブース開設、スタンプラリー「湯の町探検隊」(7日午前10時~先着順)、白狐豆腐販売(8日11時~)、もちまき(7日正午~、8日午後3時15分~)などがある。公園内の何遠亭では紙芝居(7日午前10時~)やお茶席(8日10時~)が設けられ、湯田温泉神社では、御朱印を受けることができる。
また、公園通りにはぶちまろ食堂、甘茶振る舞い(7日正午~午後2時)、湯の町通りには飛び入り可能なのど自慢大会(7日1時~)や似顔絵コーナー(8日0時半~)、「白狐スリッパ卓球大会」(8日正午~、当日先着32人)コーナーが設けられる。さらに、中原中也記念館そばに、中也のオープンカフェが開かれる。
7日午後7時からは、毎年恒例の「白狐の嫁入りたいまつ行列」。山口市内在住の川口祐輔さんと沖田里美さんが、車両通行止めとなる湯の町街道(県道204号線)を人力車で移動。その後ろを子ギツネたちが白装束を身にまとい、たいまつを手に従う。2人は7時半から湯田温泉神社で結婚式を挙げる。
狐の足あとでは毎年人気の内湯入浴券が両日とも午前10時から配布。協賛金100円が必要で、指定温泉に11時から午後2時まで入浴できる。【7日】亀乃湯、防長苑、翠山荘【8日】西の雅常盤、ホテルかめ福、亀乃湯、ユウベルホテル松政、松田屋ホテル、防長苑、セントコア山口、翠山荘。
8日は神輿巡行やホコ天でのパレード、総踊りも
8日は午前9時半から午後3時半まで、湯の町街道が歩行者天国に。10時からのパレードでは、湯田ゆう太・ゆう子、音楽隊や鼓笛隊、昭和の旧車などが行進。道沿いには飲食トラック屋台が並び、唐揚げ自慢の店が集結する「唐揚げキングダム」、世界30銘柄以上のワインが楽しめるイベントなども開かれる。また、昭和の旧車が展示されるモーターショーなどもある。0時半から、井上公園を出発する神輿は湯田温泉一帯を練り歩く。
フィナーレは午後2時45分からの「総踊り」。曲目はAKB48「恋するフォーチュンクッキー」と、大阪府立登美丘高校ダンス部で話題になった荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」だ。
【コーヒー風呂はいかが? 】
8日午前10時から、歩行者天国内に設営される「ゆう子の部屋」でコーヒー入浴剤を作るワークショップが開かれる。これは、湯田温泉を活性化する女性メーンのグループ「ゆだもり」が開発した、近日中に発売予定の新商品。熊本県にコーヒー風呂を実施している温泉があることからヒントを得て、会員の「ニシダコーヒー」監修のもと、焙煎時にはじかれた、形は劣るが品質には変わりのない豆を利用する。ワークショップは200円。