2017(平成29)年3月、山口市、宇部市、萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、島根県津和野町の7市町は「山口県央連携都市圏域」の連携協約を締結。その後、交流人口の増加および新規雇用の創出を図り、定住促進につなげる様々な事業に取り組んでいる。
一層の事業推進を図るため7市町は、2018年1月に愛称を一般公募。28都道府県の188人から、328点(圏域内184点、圏域外144点)の応募が寄せられた。選ばれたのは「山口ゆめ回廊」。応募者は若槻泰治さん(東京都町田市)で、「この圏域が今までの伝統と歴史を踏まえつつ、夢と希望を抱くことができる、誇りあるものとして胸が張れる、そんな明るい未来を願って付けた」という。決定理由には①本愛称は響きがよく、覚えやすいため、多くの人々に親しまれ、愛されることが期待できる②「ゆめ」は圏域の夢のある明るい将来や発展性をイメージさせることができる③「回廊」は圏域のつながりを連想させ、広域連携事業を展開するにあたって活用しやすい、の3点が挙げられた。決定した愛称は4月以降、観光PR事業、物産フェア、移住定住イベント等、圏域で協力・連携するあらゆる事業で使用されることになる。
圏域のさまざまな魅力を、特集記事と催し情報で伝えている「県央7市町さんぽ」は、昨年6月から土曜付本紙に掲載中。今回の愛称決定を受け、本号からタイトルを「山口ゆめ回廊さんぽ」に変更する。「さんぽ」というタイトルには、各市町への距離の近さと、「足を運べばさまざまな発見・出会いがある」との意味が込められている。