端午の節句に、男の子の健やかな成長を願って飾られるこいのぼりやかぶと。その数え方、ご存じですか?
空にはためくこいのぼり。魚のコイだから「匹」や「尾」と思われがちですが、実は「旒」と数えるのが正式。旒とは、旗やのぼりを数えるときの助数詞です。こいのぼりものぼりの一種なので、「一旒」「二旒」と数えるのです。
また、こいのぼりと並んで飾られることの多い「かぶと飾り」。こちらは頭にかぶるものであったり、身につけるものという考えから、「一具」「一装い」という数え方をします。
日本語の助数詞は、約500種類あるという説もあります。日常ではあまり使わない数え方も数多くありそうですね。