文化芸術団体のネットワークづくりや、優れた古今の作品に光を当てることなどによって「市民の郷土への誇りを高めよう」と、春と秋の年2回共同発表会を開催している「明日を紡ぐ大地の会」(福島光子代表、TEL083-921-2476)による「女流芸術家発表交流会」が、6月3日(日)午後1時半からニューメディアプラザ山口(山口市熊野町1)で開かれる。5周年記念公演で、入場料は800円(高校生以下無料)。プレイガイドで購入できる。
発表者(敬称略)・内容は、①オレンジ=歌・森重久美子・長岡真弓、リコーダー&サクソホン・工藤三千代、ピアノほか・竹内美幸、パーカッションほか・川出艶子で、「てるてる坊主」など演奏②花柳流むつみ会=「伊勢神宮」など演舞③藤村順子=「情熱大陸」などフルート演奏④べすぱ(松浦香織)=「地球は丸いな」など披露⑤明日を紡ぐ大地の会=朗読劇「オッベルと象」「走れメロス」
⑤は、1926(大正15)年に宮沢賢治が発表した「オッベルと象」と、1940(昭和15)年に太宰治が発表した「走れメロス」を、スライドとともに上演。「この2作は、日本が大きな曲がり角に立っていた時代、民衆の苦しみと希望を、童話・小説という形で作家が代弁したという点でよく似ている」ため選ばれた。
「童謡が誕生して100周年という記念の年でもあり、大人だけでなく、こどもの楽しめるプログラムも多い。ぜひ、3世代そろってのご来場を」と同会。