山口で500年の歴史を持つ古典芸能「鷺流狂言」。小学4年からハマっている鈴木太龍さん(20代男性)に、その魅力を聞きました。
きっかけは良城小4年のとき、学校で開かれた山口鷺流狂言保存会のワークショップです。所作や発声が面白いと興味を持ち、夏休みには練習教室に参加。中学生で自ら保存会の門をたたきました。社会人になった今も、可能な限り毎週土曜夜の伝習会に参加しています。
演じる役の人間味ある表情や雰囲気をいかに作るかを考え、幅広い年齢層の観客に伝えていくのは難しく、だからこそ魅力的です。課題は少なくないけれど、自分なりの演技に磨きをかけ、狂言の面白さ、奥深さを多くの人に伝えたい。若い伝承者が生まれ育ってくれることも願って、活動を続けています。