先月5月14日に開かれた山口市議会臨時会で議長初選任。「山口県都山口市の議会まとめ役として重責を感じるが、市民代表であることを自覚し、市民が審判する現実と真摯に向き合いたい。結果として投票率も立候補者数も上昇する魅力ある議会づくりに努める」と意気込む。
社会福祉士の資格を持ち、スクールソーシャルワーカーやボランティア活動、教育福祉行政の課題解決にも取り組んできた。一方で、自身も専門里親として3人の里子を母、妻、実子4人の家庭に迎え入れた。「どの子にも子どもなりの悩みがあり、それに対して自分の非力さや本当にこれでよかったのか煩悶することもある」と冷静な表情の奥に人間味と深い愛情をたたえる。
毎朝の立しょう指導の現場へは、趣味のジョギングで往復する。
座右の銘は「継往開来」。
【プロフィル】1964(昭和39)年9月佐山生まれの53歳。福岡大卒業後、丸久入社。障害を持って生まれ早逝した姉への思いが絶てず、5年半後に退社して福祉の道へ。児童養護施設「清光園」に20年近く勤務した後、2010(平成22)年山口市議会議員に初当選し3期目。